未編集台本2
- にゃんねこ
- 2019年3月21日
- 読了時間: 12分
‐名無しと一緒に零達を探す蜜柑の様子は…‐
蜜柑「本当に嫌になる!なんなの?」
名無し「蜜柑ちゃん落ち着いて…大声出せばあの人にバレてしまうよ?」
蜜柑「だって、暗いし、生臭いし、いつになれば私たちがいたところに戻るの?…早く皆に会いたいよ…」
名無し「蜜柑ちゃん…」
蜜柑「あ…ごめんなさい…取り乱して…」
名無し「大丈夫だよ。他の人たちもきっと不安ながらも君を探してる。私が君を無事に友達に会わせてあげるから…」
蜜柑「ありがとう…なな。」
名無し「蜜柑ちゃん!ごめん…少し静かに…」
蜜柑「どうしたの?」
名無し「…どうしてあの人の部屋空いているんだ…まだ、寝ているはずなのだが…」
蜜柑「なな?どうしたの?教えて?」
名無し「あぁ…上に行くためにはあの人の部屋の前を通らないといけないのだが、部屋が空いていて通れないんだ…」
蜜柑「え?それじゃどうするの?」
名無し「少しここで待っていて!様子を見てくるから…」
蜜柑「わかったわ!」
名無し「絶対にここから動いたらダメだよ?」
蜜柑「私はそこまで子供じゃないわよ!」
名無し「念のためだよ…ここなら私の気が残っているから他の者には気づかれないはずだから…」
蜜柑「ななの気…わかった。そのかわりすぐに戻ってきてね?」
名無し「なるべくすぐに戻ってくる。」
名無し「失礼します…ティング。…あれ?ティングは?それにこの残っている気配…ぜ…ろ…?ま…まさか!蜜柑ちゃんってあの蜜柑ちゃんなのか?くそっ…これは絶対に皆を助けなければ…」
蜜柑「なな…まだかなぁ…お腹すいたなぁ…あっなな!どうだった?通れそうなの?」
名無し「あ…あぁ…」
蜜柑「何かあったの?」
名無し「いや…ただ、あの人が目を覚ましている…見つからないように行動しなければならなくなった…蜜柑ちゃん…君を先に外の世界に連れていってもいいか?君を連れてだと危ない状況に巻き込んでしまう…私が責任もって友達たちを連れて行くから…」
蜜柑「それはいや!さっきも言ったでしょ?みんなと一緒に帰るの…私だけが先に助かるのはもう嫌なの…ねぇ…お願い。足手まといにならないようにするから…」
名無し「…そうか…わかった。絶対に私からはぐれない事と私の言うことは必ず聞いて。それだけ約束してくれたら蜜柑ちゃんをあの人から隠すことができるから。」
蜜柑「わかった。それじゃ、早く皆を探そ?皆あの人の事もこの世界の事もわからない状況のはずだから…」
名無し「そうだね!それで友達は何人いるの?」
蜜柑「あれ?言ってなかった?私入れて五人だよ!」
名無し「…てことは…」
蜜柑「ほらっ!なな!早く探すよ!」
名無し「わかったから待って!」
‐その頃の翔たちは…‐
翔「ここの部屋(教室)の鍵だな…」
潤「でも、どうしてあの生き物は鍵を持ってたんですか?」
マリアン「そんなことはどうでもいいネ!早く入ろ?またあいつが来たら私…もう無理なのネ…」
翔「それはわからないが、マリアンさんの言う通りだね。俺も流石にあれはキツイかな…」
潤「わかりました。」
翔「開けるよ?」
ガラガラガラ…
マリアン「え…嘘でしょ?」
潤「どうしたんや?」
マリアン「この部屋…見覚えが…」
翔「どういうこと?マリアンさん!何か知っているのか?」
潤「佐倉先輩!落ち着いてください!ゼロス。見覚えがあるって本当なんか?」
マリアン「ここ…私の…nonna(ノンナ)の部屋ネ…」
翔「nonna(ノンナ)?祖母の事か?」
マリアン「そうネ…どうして?どうしてここにnonna(ノンナ)の部屋があるネ⁉nonna(ノンナ)がいるの?」
潤「ゼロス!落ち着け!」
マリアン「nonna(ノンナ)…いるの?会いたいのネ…」
潤「…」
翔「マリアンさんはしばらく気持ちを落ち着かせていて。ここは俺たちで調べるから。」
マリアン「翔…ありがとなのネ…」
・・・・・・・・・・・
翔「あれ?人形の所に鍵穴が…これで開けれるかな?」
ガチャ。
翔「開いた。…これは写真?」
潤「佐倉先輩?何を見てるんですか?」
マリアン「!!…それ…nonna(ノンナ)ネ。やっぱりここ。nonna(ノンナ)の部屋なのネ!」
潤「マリアン!?どうしてベットの下を見てるんだ?」
マリアン「nonna(ノンナ)は大事なものほどベットの下に隠すネ!だから、もしかしたら…あっ!」
潤「箱?なんの?」
マリアン「わからないネ…」
翔「ちょっと見せて?……これ、カラクリ箱だ。えーと、ここをこうしたら…」
ガチャ。
翔「開いた!」
マリアン「スゴイネ!」
潤「中身は何が入ってるんですか?」
翔「暗号の紙?」
マリアン「暗号の紙?nonna(ノンナ)の部屋になんでそんなものがあるネ?」
潤「ゼロスの祖母の部屋にはなかったのか?」
マリアン「私の知っている限りなかったはずネ…」
翔「とりあえずこの暗号を解こう…」
潤「MMMDXLII…どこかでみたような…」
翔「これは流石にわからないかな…」
マリアン「これ…数字だったような…」
翔「え?数字?」
潤「それなら必ず部屋にヒントがあるはず!探そう!」
………
マリアン「数字の本…」
潤「見つけた!ローマ数字?えーと…この組み合わせだと…3542だ!でも、どこで使うんや?」
翔「ここの部屋に来るまでにパスワードを打って鍵を開けるオートロックの部屋(教室)があったはず!そこに向かおう!もしかしたその数字かもしれない。」
潤「そうですね!」
ガラガラガラ…
翔「あ…!零!」
マリアン「え?零サマ!?」
潤「藍川先輩!…あれ?蜜柑は?」
零×「…わからない。」
潤「え?嘘だろ?」
翔「そんな…早く蜜柑ちゃん探そ!零とも合流できたことだし!ね?」
潤「…先輩が居ながらどうして…!…蜜柑は…」
零×「探したのだが…気が付いたらここに来ていた…すまない…」
マリアン「零サマ!お身体は大丈夫デスカ?怪我は?」
零×「大丈夫だ。早く蜜柑を探そう」
翔「そうだね…蜜柑ちゃんが心配だ。零…無事でよかった…」
零×「心配かけたな…」
翔「そんな事ないよ!零なら大丈夫だと信じてたしねw」
零×「そうか…」
潤「それよりも早く探しましょ!蜜柑が心配です!」
マリアン「潤…さっきの私みたいネ」
潤「俺は常に正常や!」
マリアン「そう?」
翔「まぁまぁ。一旦言い合いは後にして、オートロックの所に行こ?」
潤「そうですね…」
零×「そういえばここに来るまでにこんなの拾ったぞ?」
翔「それ…何かの欠片?」
零×「どこかに使えるかもしれないから大事に持っていた。」
翔「そうかもしれないね。それじゃ、行こっか。」
‐蜜柑と名無しは…‐
名無し「蜜柑ちゃん。ここ足場が悪いから気をつけて…」
蜜柑「わかった!…凄くヌメヌメしてる。どうして?」
名無し「それは…知らないほうがいいかもね…」
蜜柑「そう…」
名無し「あそこの扉の向こうに階段があるから頑張って!」
蜜柑「あと少しね…あっ!」
名無し「蜜柑ちゃん!」
ガシッ!
腕を捕まえ抱き寄せる。
名無し「大丈夫?滑りやすいから気を付けて…」
蜜柑「ありがとう…なな。気を付けるわ…」
少し照れる蜜柑
ガチャ。
名無し「あれ?階段じゃ…ない…」
蜜柑「廊下?」
名無し「あの人が変えたのか?」
蜜柑「そんなこともできるの?なんでもありなわけね…」
名無し「あぁ…そうだね。あの人がここを作ったから…てことは、私も道が少しわからないかも知れないな…」
蜜柑「そんな…」
名無し「どこを変えたかまでは私でもわからないから…すまない…」
蜜柑「それはしかたないよ!頑張って私の友達さがそ?ね?」
名無し「そうだね…」
蜜柑「なんか、ななといるとあの頃を思い出す…もう、記憶曖昧だけどね…」
名無し「…」
蜜柑「もう昔の事だからだろうけどね…」
名無し「そうか……
!この気配は…」
蜜柑「どうしたの?」
名無し「ごめん!蜜柑ちゃん少し我慢してね?」
蜜柑「え?ちょっ!んっ!」少しエロっぽく
低級魔物「ナナシサマ…ボスイマニンゲントイッショデスガ…ナナシサマハココデナニヲシテイタノデスカ?ニンゲンノケハイニビンカンナナナシサマガ…」
名無し「人間の気配はすぐにわかっていた。だが、招待されたものかされていない者かまではわからないからな。だから、今確認しようとあの人の所まで行ったのだが、いなかったんだ。だから、こうしてあの人の気配を辿って探している。ただ、あの人の気配が途中で消えたから、少し困っていたところだが、そういうことか…」
低級魔物「ソウデシタカ…コレカラワタシタチデそのニンゲンタチヲツカマエニイキマスガ、ゴイッショニイカレマスカ?」
名無し「いや…遠慮しとこう。」
低級魔物「ワカリマシタ。ソレデハマタ…」
名無し「あぁ…」
名無し「ふぅ…蜜柑ちゃんごめんね?大丈夫?」
蜜柑「えぇ…。それよりどういうこと?人間って私たちの事よね?捕まえる?どうして?」
名無し「それはわからない。だが、多分あの人が指示したのだろう。」
蜜柑「そんな…早く皆の所までいこ?みんなが心配。」
名無し「予定変更だ。まずはあの人の弱点となるものを探さなければ…」
蜜柑「どうして?みんなが危険にあうんだよ?早く行かないと!」
名無し「さっきの会話を聞いていたのならわかるだろ?あの人は誰かに成りすましているんだ…だから、私が行けば蜜柑ちゃんまでもが危険に遇うんだよ?だから、頼む…」
蜜柑「…わかった。それで、その人の弱点とはなんなの?」
名無し「理解してくれてありがとう。あの人の弱点は…【光】。」
蜜柑「【光】?そんなの携帯のフラッシュじゃダメなの?」
名無し「その【光】じゃないんだ…純粋な【光】じゃなと…」
蜜柑「純粋な【光】?そんなのどこにあるのよ…」
名無し「私はそれをずっと探している。私は元々外から来たものだからね。だから、あの人の弱点を探したら、その純粋な【光】に弱いとわかった瞬間から探している。」
蜜柑「?ということは見たことあるって事?」
名無し「あぁ…だがその【光】は常に動いている。だから、どこにあるのかはわからない。」
蜜柑「それをどうやってその人のもとに持っていくの?」
名無し「その対策はもうできている。だから、あとは探すだけなんだ。」
蜜柑「そうなの?結構時間かかりそうね…」
名無し「そうなんだ…見つけても逃げられるからね…時間との勝負にはなりそうだ…」
蜜柑「そんな…どうしたらいいの?」
名無し「蜜柑ちゃんがいればもしかしたら…」
蜜柑「え?」
名無し「いや…その【光】は綺麗な心を持っている者を好く…だから、もしかしたらだが、【光】の方から来てくれるかも知れぬ」
蜜柑「そうなの?私綺麗じゃないと思うけど…それなら好都合じゃない!早く捕まえに行こ!」
名無し「そうだね(あの人が成りすましているのはまさかあいつじゃないよね…)」
‐零と翔たちは…‐
翔「えーと…パスワードをここに打って…」
がちゃ。
翔「開いた!」
潤「早く入りましょ!」
マリアン「零サマ…もうどこにも行かないでネ?」
潤「ゼロス…藍川先輩困っているだろ?少し離れたりぃ。」
マリアン「イヤナノネ!」
零×「少し歩きにくいから離れてもらいたいんだが…」
マリアン「わかったなのネ…」
潤「ったく…」
ガラガラ…
潤「ここ…普通の教室ですね。」
翔「そうだね。何かあるのかな?手当たり次第探そうか。」
零×「…(まだあいつら来ないのか?)」
マリアン「零サマ何かあったのデス?」
零×「いや…何もない」
潤「(藍川先輩。違和感しかないけど…本当に藍川先輩なのか?)」
ガサガサガサ…
翔「ねぇ…これ何かに使えそうじゃない?零なら使えそうだけど、どうかな?」
零×「あ…あぁ…。」
マリアン「さすが零サマ☆」
零×「そんなはない。できて当たり前だ。」
潤「藍川先輩…なんかキャラ変わってませんか?」
零×「そんなことないぞ?」
翔「落ちたからその衝撃でじゃないかな?まぁそんな零もいいじゃないか」
潤「…そうですね。」
ぺタペタペタ…
潤「この足音…まさか、さっきの奴なんじゃ…」
翔「急いで隠れよう!」
零×「さっきの奴とは?」
マリアン「零サマ!早く隠れて!」
零×「あ、おう!」
ガラガラガラ…
低級魔物「ニンゲンノニオイ…アノカタハドコ?」
零×「(あのバカ低級魔物め…バレては面白くないだろう…バレたらあいつ殺そう)」
潤「あの方?誰の事だ?まさか、裏切り者がいるのか?」
上級魔物「おいっ!お前。お前の鼻は愚かなのか?女の匂いがするではないか。それに先程のは失言だぞ?怒られても私は助けないからな」
低級魔物「スミマセン…」
コツコツコツ…
上級魔物「ここが一番匂うな。」
バァン!
マリアン「!!」
上級魔物「女…仲間はドコだ…」
マリアン「あ…い…いやぁー!」
上級魔物「逃げると殺すぞ?」
マリアン「…!…わかったネ…でも、居場所は言えないネ!」
上級魔物「そうか…おい!お前。こいつを言われた場所に連れていけ」
低級魔物「ホカノモノ。サガサナイノデスカ?」
上級魔物「まぁ…一人ひとり探すのも楽しいではないか。我々も楽しみたいしな。我らの他に生け贄を探している奴らもいるのだ。あやつらにも楽しませてやらないと、後々面倒だ。」
低級魔物「ワカリマシタ。…オンナ、オトナシクツイテコイ…」
マリアン「わかったのネ…(みんな…無事に逃げてネ…)」
ペタペタペタ・・・・
潤「ゼウス…!くそっ…。」
翔「潤君…マリアンさんは俺達を逃がすために言わなかったのかもしれない…必ず助けよう!それに、まだ蜜柑ちゃんも見つけれてないからね…」
潤「そうですね…」
零×「…あいつらは何なんだ?一人は匂いに敏感だったらしいが…もう一人は全然とろい…(流石上級魔物と言ったところか…)」
翔「あぁ…そっか。一人は知らないが、もう一人はここに来る前に一回会ったんだ。その時も咄嗟に隠れたのだけど、その時はバレなかったんだ。」
零×「そうか…」
潤「ゼウスも助けた上の蜜柑探し…のんびりする時間もないですね…早く探しましょ!先に進めば何かあるかもしれませんし…」
翔「そうだね」
こうして翔、潤、零に同化したボスは二人を探すことになった。
潤はこの時にはすでに二人を疑っているので、行動を共にはしたくない気持ちでいっぱいだった。
だが、一人では何もできないことを知っているため、我慢をする。
‐名無しと蜜柑は【光】を求めて探索中‐
蜜柑「この教室にもいないね…」
名無し「そうだね…」
蜜柑「それにしても、ここは凄いね。さっきのところはジャングルみたいだったけど、ここは南極?みたいで寒いし…入口は教室みたいなのに、部屋とか自然とか、ある意味○こでもドアみたいね」
名無し「まぁそうだね。あの人の気分もあるからってのもあるけど、外の世界を征服するための予行ってのもあるよ。だから、外の世界から数人生け贄を呼び、練習するんだ。」
蜜柑「…!それって…今の私たちみたいな人がいるってこと?」
名無し「そうだね…だから、生け贄を助けることはこの世界では、禁忌にされている。だが、君たちは必ず助けなければいけないから…」
蜜柑「どうして私たちだけでもなの?」
名無し「それは…今は言えない…」
蜜柑「そう…それなら仕方ないね…」
名無し「ごめんね?でも、必ず皆無事に返してあげるから…」
蜜柑「ありがとう。ななは外に出たくないの?いつまでもここで暮らすの?」
名無し「そうだね…出たいけど…それでも、ここにいれば守れるからここにいるかな。あの人を倒せばここもなくなって私も消えるだろうし…」
蜜柑「そんな…きっと、あの人も倒せてななが外の世界に出れる方法はあるよ!だから、根拠はないけど諦めないで?」
名無し「蜜柑ちゃん…ありがとうね」
蜜柑「辛気臭いの私嫌い!ね?その方法も探しながら【光】も探そ!」
名無し「だね…よし!次はあそこでも行こうか!」
蜜柑「うん!」
そんな会話をしながら【光】を探していく二人であった。
それを、陰で見ていたものが…
名無しでも気配を感じれなかったその者は一体何者なのかはまだ誰も知らない…
一体その者は仲間なのだろうか…敵なのであろうか…
エピソード3に続く!
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